占い師

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いや、あの。
じゃあなんで、そんな悪い方角の部屋に4年半も住んでたんですか…?

退去立会い。

それは借りたお部屋を解約する際に行われる、お部屋の「傷み具合」を確認するためのイベントです。

傷み具合を確認するのは、大家さんだったり、管理会社さんだったり、リフォーム業者さんだったり、
とにかく「貸す前の状況」や、「傷んだ箇所を修理するといくらかかるか」に詳しい専門の方。

その専門家の”傷み具合チェック”の際のヒアリング対象として、また、
彼らの判断が大きく間違っていないかの判断役として、
ご入居の皆さまには「立ち会い」をお願いすることが一般的です。
(※立ち会いなしで退去となる物件もあります)

お部屋を借りた方には「原状回復義務」という法的な義務があります。
かんたんに言えば、「借りものなんだから、使って汚したところはきれいにしてから返さなければならない」という義務で、
壁紙を破いちゃったり、床に穴を開けちゃったりした場合には、
その部分は、お部屋を借りた方の費用で修繕しなければなりません。

しかし、借主の皆さまは、そうした傷や汚れの専門家・修繕の専門家ではありません。
そこでお部屋のプロと、お部屋を借りた方が一緒になって傷み具合をチェックして(立会いをして)、
その修繕部分を一緒になって確定していくんですね。

「この壁の穴は、ご入居の前からあったものなので修理の対象じゃないですよ」
「この壁紙は何かインクか塗料をつけてしまいましたね。心当たりはありますか?」

こんな確認や質問をご入居者さまにしていきます。
決して難しい話でもないですし、「過剰請求されるかも!」とか不安な方にはむしろ必要なイベントで、
多くの方が積極的に立ち会いができるよう調整してくださいます。

そう、…だから、珍しいんですよね。

よく分からない謎の理由をつけてまで、退去立会いに行きたがらない入居者さま、って。

………。

よほど部屋の中がボロボロになっているか、ゴミ部屋だっただろ!ってくらいものすっごい汚れているか、
それとも「退去立会いができるように部屋のなかを空っぽにします」という約束を
守れなさそう(現時点でゴミ屋敷)、というケースも多いですね。

なんにせよ占い師さん、もしかして、大家さんや管理会社さんに怒られる未来がえちゃいましたか…?

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