失踪
失踪
「入居者が失踪しました! お部屋を解約します!」とお電話してくる総務課の担当者様。
「いや失踪なんてしてませんけど…」とお電話でこたえる入居者様。
えっと…、とりあえず無事でよかったですけど、御社の社内コミュニケーション、ちょっとマジで大丈夫ですか…?
アパートを借りる方法や事情はさまざまですが、多くの人が「個人」で借りる一方、
結構な割合で発生するのが「法人」で借りるというお客様です。
多くの場合が、いわゆる「社宅」ですね。
その会社の社員さんをアパートに住まわせるために、会社が賃借人となって賃貸借契約を契約します。
しかしそうなると、ややこしいのが「入居者」と「賃借人」の関係です。
個人でアパートを契約する場合、9割以上は賃借人=入居者となります。
しかし法人でアパートを契約する場合、賃借人と入居者とはイコールの関係になりません。
それがコールセンター的にどうややこしいのか?というと、
一番は、賃借人様(会社)の意見と入居者(社員)の意見が食い違っていたり、齟齬が生まれていたりのパターンです。
入居者様「ガスが使えません! えっ、未契約? 会社じゃなくて私が契約するんですか?」
会社担当者様「賃料未納で督促状が届きました!うちはちゃんと払っていますよ!えっ…、うちの社員、自己負担分を払ってないんですか?」
入居者様「えっ、退去日はいつ? ここ解約になるんですか? 私が転勤…? 会社からは何も言われてませんけど…?」
私たちは入居者様のお困りごとを解決するコールセンターですが、
申し訳ありません、各会社様の業務フローや内部事情までは、さすがに解決いたしかねます。
しかし社宅契約ですと、特に<費用の会社負担と社員負担のルール>の認識の違いでのトラブルは珍しくありません。
社宅として契約された賃貸住宅にお住まいの皆さま、思いもしない出費に悩まないためにも、社宅利用の社内規則はぜひぜひ熟読しておいてくださいね!