トマトの結界

トマトの結界

男女のワリカンについて話し始めると”良くないもの”が来ると聞くので私にも結界お願いできまs…いいえやっぱりやめておきます!!!

家に帰ったら玄関ドアがトマトびっちゃりは、ちょっとね。

集合住宅の玄関ドアは、見えないところで蠢いていた物件入居者の悪意やストレスが最初に表面化しやすい場所です。
私たちプロコール24は賃貸管理会社の皆様に代わって入居者様のお電話を受け付けるコールセンターですが、「玄関ドアに○○されました!」というお電話は一定の頻度で頂戴します。

「玄関ドアに張り紙をされました!」 ※大抵はマナー違反を咎める系メッセージ
「玄関ドアに落書きされました!(傷をつけられました)」 ※↑のエスカレート版
「玄関ドアが誰かに蹴られて凹みました」 ※超・エスカレート版
「玄関ドアの前にゴミを置かれます」 ※自分で出した分別サボりごみの場合も。
「玄関ドアの鍵穴にガム(またはボンド)を詰められました」 ※エスカレート版または悪質いたずら系

並べてみると、張り紙での注意文がいちばんマシなように見えますが、だからといって内容がライトでない場合も多数…!

こういう玄関ドア案件が報告されると、私たちも賃貸管理会社さまも”事件化”という最悪の事態を予感してピリピリします。

共用廊下を見渡せる位置に防犯カメラなどが設置されている物件だといいんですけどねえ。
昨今はさまざまな場所で防犯カメラを見かけますが、やはりあれが存在することの効果は絶大。こうしたトラブルの悪化も抑止できますし、いやがらせ等が起こった際の解決も早いです。

お部屋探しの際は、「建物の外」を向いた防犯カメラも大事ですけど、「建物の中」を向いたカメラもある物件を選びたいですね!

ところで。

こうした「悪意」の渦巻く玄関ドア案件ですが、そんな悪意の並ぶ真っ只中に、今回の「トマト結界」があったらどうでしょう?
結界作成者も嫌がらせではなく、ご入居者様の安全を願ってトマトやケチャップをまいたご様子。
あくまで「善意」の行動だと考えると、今回のお話、なんだか心がほっこりとしてきませんか?

……。

はい、してきませんね。