賃貸なので【4コマリメイク】

賃貸なので

「いや、あの、そうですか、無事に交換できましたか。
特にトラブルもなく完了されたようで何よりでございます。
このたびは大変ご面倒をおかけいたしました。
お手数をおかけいたしますが、今後も室内の電球が切れた際には、ご入居者さまにて交換いただけますようお願いいたします」

…………。

そうきましたかー。
「室内」って「個室の中だけ」って意味じゃないですからねー…!

 

給湯器やエアコン、ガスコンロや独立洗面台など、
賃貸住宅の室内設備が入居者様の故意・過失によらず壊れてしまった場合には、通常であれば貸主の負担で修理をするのですが、
一部の設備…というか、備品・消耗品のたぐいですね。
これらが故障した・交換が必要になった場合には、入居者様のご負担で交換いただくことになっています。

おそらく皆さんの賃貸借契約書にも、次のような条文があると思います。

乙(賃借人)は[ 別表 ]に掲げる事項については、乙の負担において修理・修繕するものとします。

そして別表はこんな感じ。

消耗品の交換
(1)水道のパッキン・給水栓・排水栓・トイレのバルブ類等の交換。
(2)照明・手元灯等の電球・蛍光灯・グローランプの交換。
(3)インターホン・チャイム・リモコン等の電池の交換。

たまにパッキンやバルブを貸主負担とするケースも見られますが、電池・電球・蛍光灯についてはほぼすべての契約で借主負担。
昨今はLED照明の普及によって交換機会はグッと減ったものの、いざという時には自費での交換となりますので予めご承知おきください。

併せて気を付けたいのが、ガスコンロの電池と、エアコンのリモコン電池と、インターホンの電池。

私たちプロコール24では必ず「電池切れ」を確認させていただきますが、私たちに連絡せずに電池切れを早とちりして「ガスコンロが壊れた!」と修理会社を呼んでしまうと、無用な出張費+電池代をご負担いただくことになりますので、重々お気を付けください。

数百円で済むはずが、数千円のお支払いに…、成長のための勉強代としてはちょっと高いですよー!