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2021.04.30

何よりもスピードが命! 賃貸管理会社必読の「安否確認」虎の巻!

レアな案件だからこそ心構えが大事。「その1」から「袋とじ」まで見てってください!

安否確認の連絡、受けたことありますか?
私は、もう10回以上対応しています。

…謎のマウントから入るパターンでスタートしました、みなさんどうもこんにちは!
プロコール24オペレーターのA子です。

安否確認の連絡が入ると、ちょっと構えちゃいません? …いや、だいぶか。

安否確認って定期的に入るような電話でもないし、むしろ本来はなくて当たり前の連絡なので、その日が来てしまったなら皆さん、どう対応して良いか、きっと迷うことでしょう。

そんなときのために、わたくしA子が一肌脱ぎます!

頭の片隅にこのコラムがあれば、もう大丈夫。

今日は、プロコール24での安否確認対応から得た「安否確認虎の巻」を公開します。

プロコール24現役オペレーターA子流「安否確認 虎の巻」

その1 安否確認は「最優先事項」

なんてったって、人の命がかかってますから。

漏水が起きただけで人は死にません。漏水の処理さえすれば、人は生きてまたその家で過ごせます。

共用灯が切れかかっているだけでも、人は死にません。でも、放置したせいで入居者が階段から転落したら大変なので、早めの対応は大切。

そして安否確認は、「いま」が超重要。

確認が遅れたことで、助けられたはずの命が助からなくなる可能性もあります。
比喩でもなんでもなく、一刻を争うもの、それが安否確認です。

 

その2 焦ったら負け~情報収集しっかりと~

安否確認お願いします! ――はいわかりました!

…って、いくら一刻を争うといっても、そんなことでは管理会社の仕事なんて猫に取られちゃいますよ!!!

「いつから連絡がつかないの?」
「何故、連絡をしてきたの?」

的確に、全体像を把握するために、まずは情報を仕入れるのです。

Aさん
「1年前によくデートしていて、いつのまにか連絡を取らなくなって、昨日久しぶりにLINEしたんです。そしたらずっと未読のままなんです…。心配で…今…、家の前に来てて、オートロックだから入れないので、看板にあったこちらの番号に連絡しました」

→ もう家の前なの!? ええっとそれ、たぶんブロックされてるんやで…!

Bさん
「私はアルバイト先の居酒屋の店長です。少し前から休みがちで、でも休む時には必ず連絡をくれていたんです。でも今日は連絡なしに出勤していないんです。アルバイトのグループLINEでは既読がつくんですが…」

→ 申し上げにくいのですがその、バッ…クレ…、ではないでしょうか…?

Cさん
「勤務先の上司です。持病を抱えており、数日前から持病の症状でつらいときいていました。それで今日は休みの連絡なしに出社していません」

→ まさか、室内で倒れているのかもしれない?!

「安否確認してほしい」という言葉だけで動いてしまっては、時間泥棒に時間を盗まれてしまうだけになるかもしれません。その必要性をまずは冷静に判断しなければならないのです!

その3 誰からの連絡?~関係性は重要である~

その判断の第一歩が「安否確認をお願いしているあなたは誰ですか?」という確認です。

いやいや、そんな悠長な…、なんて思わないでください。それが兄と名乗るストーカーだったらどうしますか?
関係性の確認は、対応しない理由を作るためではありません。また、第三者だからといって、対応をしないわけでもありません。
的確な対応を取るための「あなたは誰?」の確認なのです。

いくら職場の方とはいえ、契約者から見れば「第三者」であることに変わりありません。
勝手判断で動いてしまっては、極端な話、あとから訴訟を起こされてしまう可能性もあります。

 

その4 情報は手元に揃ったか?!~この先の動きを判断せよ~

さて、いよいよ相手の身元が分かったら、次は「もっとしっかりした身元のひと」あるいは「本人」への確認作業の始まりです。

相手がご友人や勤務先の方であれば、本人への連絡と並行して、契約書にある親族や保証人に連絡を取ってみる。
相手がご家族であれば、やはり本人に連絡したうえで、もし電話に出ない=何か起こっていそうな場合に、お部屋を誰がどう確認しに行くかを決めなければなりません。

ご家族が合鍵を持っていて、すぐに駆け付けられる状況であれば、ご家族に動いていただきましょう。
しかしそうでない場合、管理会社が動かなければいけないと判断するのであれば、できるだけ「警察」と連携を取って、動いていきましょう。

オーナーから預かった大切な物件で事件や事故が起きている可能性はゼロではありません。また警察に協力いただけるくらい切羽詰まった状況であれば、先述の「訴訟」のリスクも下げることができます。

ちなみに…、管理会社が本人に電話してみたら、あっけなく本人が電話に出た、なんてこともあります。
要は、安否確認要請をしてきた人からの電話を、意図的に拒否しているということ…、往々にしてコレがあるから、「あなたは誰?」の確認が欠かせないんですよね~。

その5 何かあってからでは遅い~フットワーク軽くいきましょう~

もし、安否確認をしたものの「何か」起こってしまっていた場合。

その時、「管理会社の対応が遅かったから」という理由はつくりたくありませんよね。
たとえ面倒に感じるような案件だったとしても、電話一本入れて「すみません寝てました」で済めばそれで良いのです。

とにかく、この時だけは、フットワーク軽く(略してフッ軽)でいきましょう。

…そうだ、さんまさんは言いました。「生きてるだけで丸儲け」

 

袋とじ 命がかかわるときでも大切なお金の話

管理カギがない場合や、ドアチェーンがかかっている場合、安否確認をするために「破錠」や「窓ガラスを割る」といった対応を迫られます。仕方ありませんよ、だって命がかかってるんだもん。

ですけども! そうして壊してしまったものは、当然ながら元に戻さないといけません。

だから…、これ忘れがちだし言い出しにくいのですが…、そうなった時は「実費請求になってしまうこと」を、負担するであろう人に事前に説明しないとですよ。

それしておかないと、あとで困っちゃいますからネ…、先に言っときますからね…!

安否確認の経験も豊富。アウトソーシングの利点です。

以上、A子的「虎の巻」でしたが、いかがでしたか?

その昔、プロコール24に安否確認の連絡が入ったことがありました。

「子どもと連絡が取れないんです!」

と、遠方に住むご両親から心配のお電話。お二人の依頼のもとで、管理会社が急いで現地に赴きました。

物件前で警察と消防と落ち合い、インターホンを鳴らしても応答なし。やむなく窓ガラスを割って室内に入りました。

で? どうだったかというと?

親の気持ち、子知らずですよ。…はい、寝てました。

でも、いいんです。生きていてくれたから、それでいいんです。
それと、ご両親に心配をかけたその青年は、深く反省していました。きっと、その後、ご両親のことをより大切に思うようになったんじゃないですかね。知らんけど。

ただ、忘れてはならないのは、こんな”のほほん案件”は少数派ということ。

同様の展開で、入ってみたら本当に倒れていた!というケースも実際あります。

「最近、○号室の周りにハエがすごいんです。変な臭いもするし…」

という、連絡の時点で時すでにお寿司、いや遅し、の状況もまたあるものです。

しかし、そういう場合にも、一刻も早い安否確認(というか事実確認)が必要でしょう。時間が経ってしまうほど、物件への被害は膨らんでしまうのです。

それに、ダメかと思ったら「ぎりぎりセーフ」の可能性もあります。入居者様が実際に室内で倒れていたけれど、早い対応で救急要請して命が助かった。というケースもあるのです。

だからこそ「最優先」で「フットワーク軽く(略してフッ軽)」で、安否確認には臨みたいんですよね。

「いやぁ、入居者対応もそうだし、オーナー対応や事務作業が忙しくてさぁ。フッ軽で動ければいいんだけどね…」

なんて思っているそこのあなた!

もし本当に忙しくて困っているのであれば、任せてください!! プロコール24に入居者対応を!

お電話をいただいてからの当事者確認、ご本人連絡、ご家族のへの確認、警察等との調整まで、できる限り素早い対応で安否確認をお手伝いします。

変な話ですが、10万世帯からお電話を受けている私たちです。安否確認の経験も豊富ですよ!

 

というわけで、本日のコラムはここまで。オペレーターA子でした!

…って、やべ、おとんからLINE来てたの既読スルーしてたわ!

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